曽我部恵一BAND@神戸VARIT


昨日からのなんとも言えない打ちのめされたような気持ちを抱えたまま、仕事を切り上げて神戸へ向かう。
コーヒーを飲んでもなんだか気分は落ち着かない。
今日、今回のツアーを初めて見る友達には何も言えないまま…。
開場して一番に会場へ入るとDJをするケニーさんが優しい笑顔でお出迎えをして下さる。
昨日と明らかに違う、その表情にほっ。
とか思いつつ、ともちゃん前を友達と確保して開演を待つ。


今日は呑んじゃうYO!とビールをごくり。
しばらくしてtofubeatsさんのDJに代わる。
もちろん、tofubeatsさんMIXのロックンロールがかかる。
これはもう、もう一杯飲むしかない!と2杯目へ。


客電が落ち、いつものように4人が登場。
さあ、今日はどうなる?と最初の一音にドキドキする。




違う。
昨日と違う。
全然違う。
ヤバい。


1曲目の終わりに、後ろを向く時に曽我部さんがニヤッとしたのをはっきりと覚えている。
そら、この音じゃそうなる。
そのあと、全開で音をならし続けられた、その音に呼応するだけだった。


今回のツアーは、MCというMCがほとんどなく、曲中で曽我部さんは言っていた。
『昨日、韓国料理屋でバンドミーティングみたいになって、途中来たカップルが重苦しい雰囲気に出て行ってごめんなさい。』と。


そうか。
そりゃ、するわな、ミーティング。


GJ!韓国料理屋!と昨日あの場にいた人たちはそう思っただろう。


これで大丈夫。
そう思った。
ステージの4人もスタッフさんたちもそう思ったはず。
こうなると手が付けられないのがソカバンだ。


気がつけば、浜松のチケットを手に入れているワタクシ。
今宵のこの興奮はきっと忘れないだろう。